電脳コイル公式サイト夏は忙しかったので、HDDレコーダに撮り溜めたまま、いろんなアニメが放置されてます。
そんな中で、電脳コイルはわりと毎週見てます。
とはいっても、高校野球のおかげで、8月に放送休止が多かったため
追いつくのがカンタンだったという事情もあり、なおかつ
一番新しい回はまだ見てないわけですけども。
それはそれとして、これは面白いですよ。
原作がコミックとかで、しかも読んでる作品なんかだと
アニメがどれほど面白くても、展開がわかってて見るのが億劫になったり
することが、僕の場合はよくあるんですが
電脳コイルは、そういうコトにはならない、原案が直接アニメになってる作品なので
毎週毎週、展開が楽しみなのも魅力の一つです。
しかし、何よりも僕ごのみなのは、作品の世界設定です。
どこか掲示板とかで、このアニメを説明するのに
「『苺ましまろ』に洗脳された水木しげるver2.0がキャラデザをして
AKIRAとかマトリックスとか攻殻機動隊の影響を受けすぎたジブリが作ったようなアニメ」
というような説明を見たことがありますが、まさにそういう感じです。
現実の世界と二重に存在する電脳世界、その二つの世界の誤差からくる
様々な「すこし不思議」が展開する、小学6年生の夏休み。
古い電脳空間が修正されていく過程は、日本の古い伝統文化が失われていくことと
ダブって見えたりして、なんだかいろいろ考えさせられます。
電脳空間自体、「オトナにはわからない、見えない、コドモだけの世界」みたいなモノの比喩のようでもあり
設定はサイバーパンク地味ていますが、内容はいたって本質的で
おとなの観賞にも耐えられるアニメといえるのではないでしょうか。
さすがにNHKが本気出して作ってるだけのことはあります。
個人的にはパグっぽいデンスケ(電脳ペット)が好きなんですが、出番は全然ないですね。
話の核心には関わってこないのかな。
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