スピードレーサー

かなり面白かった！！
40年前のタツノコのアニメ「マッハGo!Go！Go!」を「マトリックス」の監督が実写映画化した作品です。
なんでも、アメリカでもアニメの英語版が40年前からさんざん流れてて、知ってる人が向こうでも多いとか。
アニメ版を意識して、というか意識しまくりで
テーマ曲は原曲アレンジ（日本語の歌の部分もある）、主人公の家族構成、衣装やキャラの髪型、体型、クルマのデザイン、決めポーズにいたるまでアニメとほぼ同じ。
アニメ番組のような演出、ギャグ、バトルシーン、日本語によるダジャレ（向こうの客は見て理解できるのか？）まで入って
監督が明らかに変な何かに（いい意味で）カブレてるとしか思えません。

アニメと違う部分のひとつは、実在の国名・地名が一切でてこないこと。
これで世界観が架空であることが結果的に強調されて、
完全にファンタジーとしてみることかできるかも。
テジョ・トゴカーンってライバルの名前、韓国人なのかモンゴル人なのかなんなのか分からないし
なのに彼の所属は武者モーターズで妹がハルコ、ってそこは日本語なのね。
あとは重要な、覆面レーサー（レーサーX）の正体。
アニメ版ではうやむやだったがために、やおい的な意味で
覆面が剛のことを意識しまくり可愛がりまくり、みたいになってる気がしますが
映画ではその理由がバッチリ解明されてます。
B級C級かなと覚悟してみたら、割りとアメコミスーパーヒーロ物みたいなデキで、とっても僕ごのみでした。